冷蔵庫は家庭で必要不可欠な家電製品ですが、長年使用すると故障することがあります。

冷蔵庫を捨てる際には、環境に配慮した適切な処分方法を選び、安全に行う必要があります。

この記事では、冷蔵庫を捨てる際に知っておくべきことや、自治体や家電量販店の回収サービスや不用品回収業者を利用するメリットについて解説します。

冷蔵庫の処分方法ですが、自分で行うという方法があります。

しかし、冷蔵庫は大型かつ重いため、処分には注意が必要です。

まず、現在使用中の冷蔵庫を処分する場合には以下の事前準備をしましょう。

必ず処分の24時間前にはコンセントを抜くこと。

これは溶けだした霜や水滴から冷蔵庫を保護し、事故等を防ぐためです。

では、冷蔵庫の内部にある食品や飲料を取り出します。中身は一時的に保冷バックやクーラーボックスに入れると安心です。

次に、冷蔵庫内をきれいに掃除します。掃除には、中性洗剤とスポンジを使い、しっかりと汚れを落としましょう。

その後は冷蔵庫内をタオルドライし、しっかり乾燥させる事で水漏れ等を防げます。

これで事前準備が完了しました。

それでは処分方法を見ていきましょう。

自分で処分する方法

事業所や自治体に一切頼らず捨てる方法があります。

それは自分が「産業廃棄物収集運搬業許可」を取得している場合です。

冷蔵庫は「リサイクル法」で定められた家電の１つです。

冷蔵庫にある冷媒ガスは誤った処分をしてしまうと環境に悪影響を与えてしまいます。適切な方法で処分しなければ「不法投棄」または「不適正処理」として罰則となる場合がありますのでご注意ください。

再利用品として売却する

まず、捨てずに冷蔵庫を処分する方法は、リサイクルショップに持ち込む方法です。

リサイクルショップでは、リサイクル品として出品されるため、ある程度の査定額が提示されたりします。

ただし、型番や使用状況によっては、値段がつかなかったり引き取ってもらえない場合もあります。

さらに、オークションサイトに出品する方法があります。

オークションサイトでは、冷蔵庫を自分で写真を撮って出品することができ、高値で落札される可能性もあります。

ただし、手間が大変かかる上、出品手数料や落札手数料もかかります。

トラブルが発生する可能性もあるので、事前に十分な情報収集が必要です。

違法投棄には注意

冷蔵庫を処分する場合、違法投棄に注意しましょう。

そもそも、冷蔵庫は「特定家庭用機器再商品化法」つまり「家電リサイクル法」で処分方法を定められている家電４品目の１つにあたります。

違法投棄は、罰金等の罰則が科せられます。

テレビを捨てる際には、自治体が推奨する方法や安全な業者に依頼するなどしましょう。

以上のように、冷蔵庫を自分で処分する方法は費用を抑えられるというメリットがありますが、それ以上のデメリットと危険があります。

では次より、安全な処分の方法とその他の処分方法をご説明していきます。

家電量販店を利用する方法

冷蔵庫の処分方法として、家電量販店を利用する方法があります。

一般的に、家電量販店では古い家電製品を回収してくれるサービスを提供しています。冷蔵庫もその対象になっており、新しく買い替える場合に利用されたことがある方も多いでしょう。

ただし、上記の様に新品の冷蔵庫を購入した際や、既存の冷蔵庫の購入履歴がないと回収サービスを利用できない場合があります。

そのため、家電量販店での回収サービスを利用する前には、あらかじめ家電量販店へ確認することが重要です。

自治体の不用品回収を利用する方法

自治体の不用品回収を利用する方法

冷蔵庫や家電の処分方法として一番身近なものが自治体の不用品回収ではないでしょうか。

自治体によっては、近隣の収集所へ回収してもらう方法や、不用品回収センターに自身で持ち込む方法がある場合があります。

自治体での回収サービスは、一般的には有料となっていますが、料金は不用品回収業者よりも安価な場合が多いです。

ただし、依頼してから回収まで数日～２週間以上かかってしまう場合や、時間も平日早朝の決まった時間に出さなければいけないなど、何かと不便を感じる場合もあるでしょう。

それだけではありません。自治体の不用品回収を利用する場合は、自分で処分する場合と同様に、冷蔵庫を移動させる必要があります。

冷蔵庫は一人暮らし用でも30kg～50kg、ファミリー用だと90kg以上と大変重たく、無理に運ぼうとすると大怪我に繋がります。

不用品回収業者を利用する方法

不用品回収業者は自治体の不用品回収とは違い、自宅からの運び出しを行っていて怪我の心配や大変な思いもする必要ありません。

また、収集日時も幅広く、休日や夜間も対応している業者もあるため平日働いていて忙しい方にも大変便利でしょう。

しかし、不用品回収業者を利用する際、費用が高くなる場合があるなど気を付けなければいけない点もあります。

では、何に気を付ければ良いのでしょうか？

次の項目で詳しく説明していきましょう。

不用品回収業者に依頼する場合は、いくつか気を付けるべきポイントがあります。

選び方を誤ると、サービスの質が低かったり、コストが高かったり、安全面での問題があります。しかし適切な選び方を知っていればお得に楽して安全な処分が可能になりますよ。

料金の明確化

不用品回収業者に依頼する際には、事前に料金を明確にすることが重要です。

料金には、回収に必要な車両や作業員の人件費、廃棄物処理の費用などが含まれるので、見積もりを出してもらい、料金が明確になるようにしてください。また、見積もり自体の有料、無料も業者により異なります。

複数の業者から相見積もりを取ることで安心して価格を抑えることができるでしょう。

料金の支払い方

不用品回収業者には、「事前・事後・その場」「現金・キャッシュレス」など支払い方法が様々あります。

そん中でもその場でキャッシュレス支払い対応はおススメです。

事前にお金を用意する必要もなく、急遽回収物が増えて料金が変わってもその場で支払うことが出来るので安心です。

事前支払いでしっかり回収してもらえなかったり、事後になって見積もりと違う請求がきて困った！なんてことにならないように気を付けましょう。

キャンセルについて

実際に依頼した後、様々な理由でキャンセルする場合の対応も調べておきましょう。

キャンセル料金が発生したり、現地で見積もり後、契約するまで居座られたりする悪質な業者もいます。キャンセル時の対応が明確な業者だと安心して良いでしょう。

女性スタッフやスタッフの人数

一人暮らしや、作業時に家族が不在の時に男性が来ると少し不安と感じる女性も多いと思います。

そのような場合の女性スタッフ対応の有無は安心面でも大切になポイントです。

また、スピードや品質に繋がるため、スタッフは何人で対応してくれるのかを確認しておきましょう。不用意に大人数で来る場合は防犯の意味も込めて理由を確認するのが安心です。

実績や評判

不用品回収業者を選ぶ際には、実績や評判の確認も重要です。

過去の実績や口コミを確認することは、業者の信頼性やサービスの質を判断するのに大事なポイントになります。

スピードと柔軟性

不用品回収業者のスピードと柔軟性も欠かせない重要なポイントです。

回収までの時間が長い場合はハッキリ言って自治体等に頼む方が良いでしょう。

しかし夜間や休日などでも対応可能な業者もあるのが不用品回収業者の強いところでもあります。

そのため、不用品回収業者の対応時間やスピードについては重要な確認項目です。

安全面の対策

不用品回収業者を選ぶ際、安全面の対策も確認しましょう。不用品回収は、廃棄物処理法や自治体の規制に従って、適切な方法で処理しなければ大きな問題になります。

回収された冷蔵庫が不法投棄されていた場合、依頼した自分が罰則を受ける場合があるからです。

その為には不用品回収業者が「古物商許可」または「産業廃棄物収集運搬業許可」の資格の記載があるか確認が必要です。

資格の記載がない場合は無許可営業の業者である可能性があります。

アフターフォローの充実

不用品回収業者を選ぶ際には、アフターフォローの充実もポイントのひとつです。

もし、回収後に問題が発生した場合でも、業者側で対応処理する業者を選びスッキリとした気分で処分しましょう。

冷蔵庫の不用品回収にあたっては、回収後の処分方法もしっかりと確認し、不法投棄や廃棄・リサイクルを時に個人情報の流出が無いか気を付けましょう。

以上が、不用品回収業者を選ぶ際のポイントです。

色々と気を付けなければいけなく難しそう…

何だか怖いし不安だな…

不用品回収業者って本当にお得なの？

と思われた方も多いでしょう。

適正な資格を所有している安心安全な不用品回収業者ならお得なメリットだらけです。

また、迅速片付け屋は適正な資格を所有している安心安全な不用品回収業者の１つです。

不用品回収業者の得なメリットとは何なのかをご説明します。

安全で手軽

業者によっては、冷蔵庫を自宅から運び出すサービスを行っています。これにより、重たい冷蔵庫を自分で運ばなくて良くなり、家で待っているだけで処分ができます。

怪我の心配もなく、手軽にテレビを処分できるのは、メリットとして大きいのではないでしょうか。

時短でカンタン

冷蔵庫の処分には、自治体の推奨方法で粗大ごみとして処分するか、回収センターに持ち込まなければいけません。

これは申請や払い込み、回収日までの時間など事前準備や手間が大いにかかります。

しかし不用品回収業者に依頼することで、手間や時間を少なくできます。

不用品回収業者であれば、即日処分が可能、事前準備ナシなので、処分したい時に簡単に処分できます。

時間の縛りがなく自由度が高い

自治体に不用品回収を依頼すると、土日対応がなく、平日早朝の決まった時間までに出す場合があります。働いている人や朝が忙しい方にはこれが結構問題であったりします。

一方、不用品回収業者に依頼する場合、土日はもちろん、夜間にも対応している業者もあり、平日仕事で忙しい場合でも自分の時間に合わせて冷蔵庫を処分することができます。

臨機応変な対応

冷蔵庫を処分する際、「追加で捨てたい粗大ごみがある」という場合もでてきます。

自治体は事前に申請した分しか回収してくれませんし、家電量販店は買った物しか処分してくれません。

不用品回収業者なら、冷蔵庫以外の家具や電化製品、粗大ごみも回収しているので

急遽回収する量が多くなった場合も、不用品回収業者ならその場で対応してくれることが多いので、「ついでにコレも捨てちゃおう！」が可能で、家の中をスッキリさせることができます。

大きな家具家電の場合はトラックに乗り切らない場合もあるので、依頼後でも事前に電話で確認するとスムーズでしょう。

回収量も業態も制限なし

自治体で不用品回収を依頼する場合、回収個数制限があり、また事業者からの粗大ごみや不用品は回収していません。

処分したい冷蔵庫が沢山ある場合も、会社や事務所で使っていた冷蔵庫でも、冷蔵庫以外の不用品が複数あっても、不用品回収業者なら回収可能です！

環境に対する配慮

不用品回収業者は、冷蔵庫を適切な方法で廃棄・リサイクルするためのノ知識を持っているため、環境に配慮した処分が保障されます。

このような環境配慮型のサービスを重要視されるようになった近年では、適切なリサイクルや処分が行われ、環境保護につなげることができる不用品回収業者に依頼するのも良いでしょう。

料金

業者によっては、リサイクルによる収益を得ていることがあるため、その一部を割引いて低価格で回収している場合があり、お得に不用品を処分できます。

とくに、引っ越しや大掃除になどで冷蔵庫以外にも不用品や粗大ごみを一気に処分する場合、さらにお得になる可能性があります。

不用品回収業者によってはお得な定額パック料金を用意している業者もあります。

このお得な定額パック料金があれば何を何個処分して手間もかからず費用はそのまま、と大変お得です。

支払方法

自治体の行うサービスではまだまだ現金支払いが多いですが、キャッスレス化が進む今、現金が手元にない人も多いのではないでしょうか？

不用品回収業者にはクレジットカードでのキャッシュレス支払いが可能な業者があります。

わざわざお金を用意したり支払いや振込みをする必要がない為便利です。

以上のように、不用品回収業者を利用するメリットは、手間がかからないことや環境に配慮した処分方法を提供していること、事前に料金が分かることが挙げられます。

また、不用品回収業者は、冷蔵庫の適切な処分方法を知っているため、安心して任せることができます。

ただし、業者によっては、引き取りを受け付けていない場合や、引き取り料金が高額になる場合があるため、事前にしっかりと確認しておく事が大切です。

このように、不用品回収業者のサービスを利用することで、適切な処分法や環境への配慮、そして余計な手間をかけずに安心して冷蔵庫の処分を行うことができます。

まとめ

ここまで冷蔵庫の処分、不用品回収についてご説明してきましたがいかがだったでしょうか？

以上のように、不用品回収業者を利用することで、手間を省き、適切な方法で冷蔵庫を処分することができます。

環境に配慮した処分方法を提供してくれるため、社会貢献も同時に行うこともできると考えられます。

冷蔵庫は「家電リサイクル法」の家電4品目に含まれ、30kg~100kgする大変重たい家電です。

・リサイクルショップや家電量販店などを使い賢く廃棄

・時間に余裕があり、自治体の回収を利用する場合は搬出時の怪我に注意

・自分で搬出することが危険なので、不用品回収業者を推奨

・素早く片付けたい場合や、不用品が複数ある場合は不用品回収業者

・環境に配慮した処分の仕方を選ぶ

・不法投棄や不適正処理には注意

上記の点から自分に合った処分方法で冷蔵庫を処分しましょう。

また、冷蔵庫の処分に困った際には、価格やサービス内容をよく調べた上で、不用品回収業者に相談することをオススメします。